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グロソブに対するサブプライムローンの影響

アメリカ発の金融不安が全世界へ広がっています。
すべての金融商品は影響を受けないというわけにはいきません。
株式 債券など、また不動産もかなりのダメージを受けています。
グロソブも当然影響を受けています。

ソブリン債という安全な投資先ではあるので、回収不能という事態になるものはないでしょう。金利も下がっており当初の予定にしていた収益が得られないのも当然ですね。

また円高も収益に対してはネガティブな要素で、一気に動いた為替でさらに日本円でみて収益が悪化します。

毎月分配型ファンドであるグロソブなどは、分配金をどうするか判断しなければならなくなります。

とは言え安定して収益を得ることができるグロソブなどの債券系のファンドですので、分配金の引き下げをせずに頑張ってきていましたが、業界最大手のグロソブは2009年1月19日に分配金の引き下げを行いました。
一口あたり40円→30円へと、10円の下げです。

お金の流れとしてリスクのある金融商品から、安全な元本が保証される預金などに流れています。
ファンドの資金の流出も続いており、グロソブは日本最大のファンドだけに、流出量も日本のファンドの中では最大となっています。

基準価格も2008年1月が7,660分配金 、2009年1月 基準価格5,888と下落しています。
(基準価格に対する分配金という見方をすれば、そんなに変わらないともいえます。)

グロソブにとっても厳しい状況が続きますが 、分配金を下げたのも、純資産を取り崩すことにたいして、資産の保全をはかる。
それから分配金にかかる税金を考慮すれば、すべてが悪いわけではありません。
グロソブのファンドとして将来的に安定して分配金を出していくための判断とも考えられます。

日本最大のファンドとしてグロソブは、安定した運用を続けていってくれるのではないかと思います。

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